筋力トレーニングと冷水浴

兵庫県姫路市のトレーニングジムRECONです。

今回は、トレーニングサイエンス【冷水浴】についてです。

アイシングは目的に応じて使い分けが必要です。

皆さんは、少し前までスポーツ選手が試合後または練習後の冷水につかって疲労回復をしている光景をみたことがありますか?

部活動でもポリバケツに冷水を満タンにして練習後に入るなどメディアで流されていたりします。

私自身も、現役の陸上選手だった頃は練習後に施設内のプールにつかることをコーチから言われていました。

現在では、筋力トレーニング後に冷水浴を行った場合と軽運動を行った場合を比較したところ軽運動を行った方が明らかに筋量と筋力の増加が認められることがわかってきました。

簡単に言うと、冷却刺激による血流制限で筋肉量、筋力を増加させるメカニズムを抑制してしまっているということです。

このことから、現段階では練習後は軽運動(ダウン)を適切に行うほうが効果的だといえます。

※この記事の最初に目的に応じて使い分けと書きました。

暑熱環境で異常に体温が上がっている場合や、コンディショニング目的の場合は冷水浴は有益となります。

 

           参考 Journal of Physiology 593(18):4285-4301,2015

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