兵庫県姫路市のトレーニングジムRECONです。
今日は私自身のトレーナーとしての原点について書いてみます。
私は、今年44歳になります。
18歳で陸上自衛隊に入隊し23年間勤務しました。もともと体力には自信があったので23歳の頃に自衛隊体育学校でトレーナーとしての勉強をしました。学校に入校中は、座学ではトレーニング理論、トレーニング科学、解剖学、栄養学等を勉強します。
勿論、実技もありウエイトトレーニング、サーキットトレーニング、陸上競技全般、サッカー、ラグビー、バレーボール、ハンドボール、器械体操、水泳、水難救助等いろいろなことを学びます。
過酷なのは、試験を落とすと卒業できないことで座学は勉強でなんとかなりますが、実技は不得意な科目もあり必死で練習やトレーニングをしていました。
当時の指導教官から教わったことでなかなか強化書に載ってないことを書いてみます。
【サラブレットより駄馬になれ】
これは、何でも出来る人を育てるということでトレーニングのやり過ぎで常に疲れている、長距離は速く走れるけれど重量物を持ち上げることが出来ないなど偏りを作らないという意味です。最近では、学生スポーツの全国大会が廃止になったりしていますが本質は同じ理由です。
【安全管理とトレーニング、スポーツは表裏一体】
安全管理を怠ると重大な事故につながります。だからといってスポーツやトレーニングをしないというわけにはいきません。
どのようにすれば安全に行えるか考える事が大切です。子どものプールでの飛び込み事故が多い場合、飛び込みを禁止するのではなく安全に飛び込む方法を教えるほうが効果的です。熱中症予防も守りの対策と並行して6月頃からしっかり汗をかく運動をして汗腺を発達させて夏に耐えられる準備を行うなど攻めの対策もあります。
ウエイトトレーニングでは、セーフティを安全な高さに設定したりカラーをつける。トレーナーをつけてトレーニングを行うなどがあります。
【精神徳目を明確にする】
これは、スポーツで精神的に強くなるかという話です。賛否ある理論ですが例えば器械体操では決断力が重要です。迷いや恐怖があると成功しません。やると決めたら迷いなく跳び箱を跳ぶなどです。これは大切で普段出来ているのに、教育用として跳び箱の転倒シーンを映像でみせてから被験者に跳躍させると本来の跳躍が出来なくなります。原因は、映像を見た事による恐怖で迷いが生じた為です。
このようにスポーツやトレーニングで必要な精神的要素は何かを明確にすることで精神的な強さを鍛えることも出来ます。
他にもいろいろありますが、次の機会で書いてみようと思います。
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